刺激の強さ

人に対する刺激の強さと神経・筋の興奮性との関係に関する法則があります

弱い刺激は低下している神経機能を鼓舞し機能を回復させます

中等度の刺激は生理的機能を更新させます

強い刺激は生理的機能を抑制させます

もっと強い刺激は機能を停止させます

これらは手技やマッサージ以外の物理療法(電気・音波・温熱)全てに共通です

 

患者さんの中には強い刺激のほうが効きそうとか早く治ると思っている人いますが

逆です

機能を停止させ治るのを遅くさせています

しかし強い刺激は気持ちが良かったり効いた気がします

それが落とし穴です

治療とリラクゼーションの差はそこにあるのではと考えます

 

よくある治療器はいろいろな刺激量があります弱い順に

微弱電流治療器⇒低周波治療器⇒干渉波治療器⇒高周波治療器

それぞれ効果は違います

 

 

微弱電流(鎮痛、生理作用の促進、細胞レベルの修復、生命中枢活性化、筋筋膜弛緩)

微弱電流治療器は、

細胞のもつ電気的性質を正常・活性化 させることを目的にしたものです。

微弱電流治療器で通電することにより

損傷部分の細胞組織のミトコンドリアで生成される

アデノシン三燐酸(ATP)を増大させることにより

蛋白質の合成が促進され組織の

修復が早まり、症状が回復していきます

 

低周波(電流刺激により血行促進)

一般に使用されている低周波治療器は、皮膚抵抗が大きくなります

患者さんに接触している面より皮膚の下3~5ミリぐらいのところで、70%~80%広がってしまい、残った20%~30%が入っていきます

それをさらに刺激をいれようと電流量を多くすると皮膚に痛みが生じ火傷の恐れもあります

 

干渉波(電流刺激により血行促進)

皮膚の抵抗は低周波よりも少ないので装着面より皮膚の下3~4cmまではいるので、刺激はソフトなので電流量を多くする傾向にあります

電流刺激による血行促進により本来の治癒に向えばいいですが

「電気刺激を受けたという満足感」と治癒とは違います

 

高周波(筋収縮作用、筋力増強目的)

筋収縮作用による痩身や筋力アップに使用されています

通常筋収縮作用を起こす反応レベルまで電流量を上げますので、筋細胞組織を破壊してしまいます

低周波より深部に刺激が入るのでソフトな感じですが刺激は大きくなります

 

リラクゼーションも治療にプラスに働くことはもちろんありますが、最短で治癒を目指すならやはり弱い刺激

 

微弱電流がいいのではないでしょうか?

 

当院にも干渉波あります

リラクゼーションを目的に使用するならお気軽にお声かけてください

 

しかし痛みを取りたい、早く良くなりたいとお考えなら

当院微弱電流ソーマダインアクシーやBFI治療をおすすめします!

 

 

 

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