BFIとは「体性感覚刺激による脱感作と再統合法」関節近傍の皮膚および骨への同時多発的な極微刺激によって、中枢における脱感作と動的神経回路(セル・アセンブリ)の機能的再統合を促す徒手医学です。
関節は関節内部に感覚受容器があり、それは振動や加速度、内圧の変化を脳に送り続けています。
そうすることによって関節と筋肉の両者の緊張が瞬時にコントロールされています。
そうした情報が脳内とくに小脳で解析され統合されることで初めて私たちはバランスをとれています。
ところが体の疲れや心の疲れ等により脳の疲労が蓄積すると小脳の解析能力が低下してしまうことがあります。
するとバランスを取りづらくなりケガをしやすくなったり筋肉硬くなったり、疲れやすくなったりし痛みしびれに繋がります。
最新の脳科学研究により小脳は運動以外のあらゆる場面でも活発に動いてることが分かってます。
なかでも感情や感覚の統合(感情のバランスを維持し、触覚や運動感覚などの様々な感覚情報をとりまとめる働き)に深く関与してることが示されています。
そのため人間の小脳は環境の変化や心身の疲労などの影響を受けやすいのです。
BFIは術者の手指10本による極微な刺激を中枢に届けることで脳の働きを回復させる技術です。
人体にある200数個の関節のうち特に感受性の強い関節に対して様々な組み合わせで同時多発的に極微な刺激を加えることにより、小脳における解析能力が賦活された結果、心身全体のバランスが回復し痛みしびれなど様々な症状が改善されます。